平成27年度 北海道大学公開講座「人と環境が抱える難問 ~その解決の最前線~」を開催します

・講座内容

人間の社会も、それをとりまく自然環境も、かつてないほどの速度で変化しつづけるなか、私たちが向き合う
べき問題も、複雑さと困難さの度を増してきています。ここ数十年で、「持続可能な社会」という目標が、スローガンとしては世界的に共有されるようになりました。その実現を目指して、さまざまな分断や対立を乗り越えて知恵を結集することが、今日ほど強く求められている時はありません。本講座では、くらしに密着した話題から国境を越えてグローバルにひろがる問題まで、現代社会の「難問」を掘り起こし、それらに日々挑んでいる北海道大学の研究者8人がお話しします。

 

・第1回 7/2(木)
「がんに対する動体追跡陽子線治療」
医学研究科 教授 白  博樹
がんを根治でき、しかも機能や形態を温存できる陽子線治療に、北大では、さらに呼吸などで体内で動く腫瘍にも集中して照射が可能な動体追跡陽子線治療装置を世界で初めて開発しました。

 

・第2回 7/6(月)
「相互扶助の社会環境─先人有島武郎の道─」
文学研究科 教授 中村 三春
札幌農学校出身の作家有島武郎は、相互扶助の精神に基づき、晩年にニセコの有島農場を小作人に開放し、産業協同組合としました。有島の事跡を探り、現代社会の難問である格差の是正について、文学的な観点から迫ってみます。

 

・第3回 7/9(木)
「日本における作物栽培の現状と将来展望」
農学研究院 特任教授 岩間 和人
世界全体の人口増加は継続中であり、将来的に食料が不足する可能性があります。この講義では、日本におけるイネ、コムギ、ダイズやバレイショなどの主要食用作物の栽培状況と今後の展望について説明します。

 

・第4回 7/13(月)
「どうする?!核のごみと鉱山廃水」
工学研究院 教授 佐藤 努
原子力の様々な恩恵を受けると、巷で「核のごみ」と呼ばれている放射性廃棄物が、石炭や金属の恩恵を受けると、それらの鉱山からは有害物質を含む「鉱山廃水」が排出されます。本講座では、人と環境が抱える難問である2つの厄介者の現状と処理・処分についてお話ししたいと思います。

 

・第5回 7/16(木)
「インターネットは福音か、災いの源か」
法学研究科 教授 町村 泰貴
ネットやスマホは、私たちの暮らしを便利で充実したものに変えました。しかし、これまでにない争い事や犯罪、不安要素も増えています。この講座では、法律学の立場からネット社会の現状を考えてみます。

 

・第6回 7/20(月・祝) 13:00
「平和は可能か─日本の安全保障を考える─」
法学研究科 教授 遠藤 乾
問題や紛争はたやすく生起し、逆に平和は難問のままです。この講義では、現代の日本に引きつけ、どのように日本の安全保障を考えていくべきか、道すじを整理したいと思います。

 

・第7回 7/20(月・祝) 15:15~
「エボラウイルス研究の最前線」
人獣共通感染症リサーチセンター 教授 高田 礼人
エボラウイルスはヒトを含む霊長類に重篤な出血熱を引き起こす病原体です。本講演では、エボラウイルスの病原性や自然界における生態解明および予防・治療法開発に向けた研究を紹介します。

 

・第8回 7/23(木)
「若者にみる難問・若者が挑む難問─地域青年活動の歴史と現在─」
教育学研究院 准教授 辻  智子
若者の姿は時代と社会を映し出します。時代の転換点に生きた/生きている若者たちの姿を通して、我々の社会が抱えている難問を考えるとともに、それに対峙する若者たちの模索と格闘の歩みに目を留めてみたいと思います。

 

申込み方法などの詳しい情報は、こちらのリンクからご覧ください

 

 


 

<お問い合わせ・申し込み先> 北海道大学学務部学務企画課(教育支援担当)
〒060-0817 札幌市北区北17条西8丁目 高等教育推進機構1階 6番 公開講座窓口 電話 011-706-5567(直通)