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北海道大学高等教育研究部

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活動報告

第2回 高等教育研究セミナー―ミネルバ大学を解剖する―が終了しました

高等教育研究部 助教 田中 孝平

「第2回 高等教育研究セミナー―ミネルバ大学を解剖する―」は、本学のオープンエデュケーションセンター(OEC)の協力を得て、対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催されました。今回のセミナーには合計73名(対面参加:20名、オンライン参加:53名)の方にご参加いただきました。なお、当日の様子はOECのご協力によって教材化を行い、後日OCWとして公開される予定です。

第2回 高等教育研究セミナーでは、松下佳代編著『ミネルバ大学を解剖する』(東信堂、2024年)の著者による話題提供と、本学情報基盤センターの重田勝介教授による指定討論が行われ、参加者との間でインタラクティブな議論が展開されました。参加者からは、ミネルバ大学が掲げる汎用性と専門性の関係、反転授業において事前学習に取り組まない学生への対応、大学卒業後の学生のキャリア、特殊な環境での教職員のあり方など、ミネルバ・モデルを構成する各要素についてさまざまな論点が提起されました。

また、事後アンケート(回答者数:42名)では、「今回のセミナーを通じて総合的に有意義な知見を得られましたか」という質問に対して「得られた」という回答が最多の33名(78.6%)を占め、ミネルバ大学のケースを通じて、多くの方に高等教育に関わる知見を得ていただくことができました。

本セミナーに対して参加者から寄せられた感想は以下の通りです。

・何となく聞いたことがあったミネルバ大学の教育の考え方や日本の教育との違いを知り、今、働いているお仕事で、私には何ができるか?考えるきっかけになった。

・ミネルバというユニークで常識を大きく揺さぶる事例を知ることは、大学のあり方を捉える枠組みを広げ、一段高い視点から相対化させてくれるものと考えるに至りました。

・ミネルバ大学の名前やオンラインで授業を行っていること、学生は世界各地を移動するという基本的なことは聞いていたが、実際にどのようなことを行っているのか知ることができて、大変勉強になった。文科省から、汎用的スキルの修得や可視化が強く求められている現状において、ミネルバ大学でのHCsの評価の部分は興味深く、公表されてない部分が多いとはいえ、実際どのような評価が行われるのか更に知りたいと思った。

高等教育研究部では、引き続き高等教育についての研究及び実践に関するセミナーを企画し、開催していく予定です。第3回高等教育研究セミナーへのご参加もどうぞよろしくお願いします。

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