a c t i v i t i e s

北海道大学高等教育研究部

活動内容詳細

ACTIVITIES

言葉がわからない不安:My fear about not understanding the letters.SV背景画像
研究部ノート

言葉がわからない不安:My fear about not understanding the letters.

江本理恵

I have recently had the chance to attend the 27th Seoul National University-Hokkaido University Joint Symposium, held on 27-28 November 2024. It was my first visit to South Korea.

2024年11月27日・28日に開催された第27回ソウル大学―北海道大学のジョイントシンポジウムに参加するため、生まれて初めて韓国に渡りました。札幌から飛行機で3時間弱のお隣さんの国です。と、気軽に考えていたのですが、ここで直面したのが「言葉の問題」。私は外国語がとても苦手なくせに海外には幅広く出かけており、そして、英語圏でもフランス語圏でもスペイン語圏でもイタリア語圏でもロシア語圏でもフィンランド語圏でも「言葉の問題」には直面するのですが、今回感じたほどの「言葉がわからない不安」は感じたことはありませんでした。あ、あえて言えばロシアが近かったかもしれません。フィンランド語圏は、英語が通じる上に、4カ国語以上の併記が当たり前なので、こちらはそこまで不安を感じない。

考えてみると、アルファベットを使う国だとそこまで「言葉がわからない不安」を感じないのでは、と思いました。アルファベットの国なら、話している言葉がわからなくても、単語を知らなくても、アルファベット表記から何らかの予想が立てられるのでしょう。特に英語圏なら、話したり聞いたりができなくても、看板等の文字をみればある程度意味がわかりますしね。

そうすると、この「言葉がわからない不安」は、日常ではまったく接することのない「ハングル文字」からくるものではないかと予想されます。ということで、「文字がわからない不安」が正しいのかもしれません。

日本でも、漢字に加えて、ひらがな、カタカナなどの日本特有の文字を使っています。そうすると、日本に来られた外国人の方の中には、このような「言葉がわからない不安」を抱える方も多くおられるのでしょう。そう考えると、本当に申し訳なかった、と。自分が体験しないとなかなか実感がわかないのですが、「形を見たらわかるでしょ?」ではなく、これからは英語併記を心がけます、と、強く心に誓ったのであります。と、書きながら、タイトルの英語表記はまだ悩んでいます。

メニュー閉じる