活動内容詳細
ACTIVITIES
「対話型論証」実践コミュニティで次なる探究の推進を
私はこれまで対話型論証(ある問題に対して、他者と対話しながら、根拠をもって主張を組み立て、結論を導く活動)に関する研究や実践をすすめてきました。ご縁に恵まれ、私が本学に着任する前の2019年4月〜2023年3月の5年間、対話型論証モデルを先駆的に導入してきた、大阪にある私立高槻高等学校 GLコースの「総合的な探究の時間(当時の科目名:クリティカルシンキング)」のティーチング・アシスタント(TA)として毎週の授業運営に深く関わる経験をさせていただきました。
また、対話型論証モデルの開発者である松下佳代先生ともに、当時の教頭 前田秀樹先生(現・関西学院高等部教諭)とともに、2022年に生徒向けのワークブック『対話型論証ですすめる探究ワーク』を出版しました。あわせて、関連Webサイト(https://www.d-argument.net/)を立ち上げました。
その後、対話型論証の実践は「総合的な探究の時間」だけでなく各教科にも広がり、実践コミュニティは全国の多くの高校へと広がっています。私自身も2025年度には、以下のような生徒向け特別授業・教員研修・シンポジウムに関わり、実践コミュニティの構築をすすめてきました。
【生徒向け特別授業・教員研修】
・2025年5月26日 Future VisionⅠ 生徒向け特別講演 (於:北海道札幌啓成高等学校)
テーマ:探究を深める「対話型論証」
・2025年12月12日 きたかみ世界塾 生徒向け特別講演(於:岩手県立黒沢市北高等学校)
テーマ:「対話型論証」ですすめる探究活動
(参考)https://ksn-hs.note.jp/n/n65b3b3b27cf9
・2025年12月23日 初芝富田林中学校・高等学校 教員研修 対話型論証 北海道大学研究会(於:北海道大学)
テーマ:「探究のための「よい問い」の育て方と生成AIの利活用について」
(参考)https://www.rishogakuen.ed.jp/tondabayashi/info/33763.html
・2026年2月24日 「教育探究」発表会 指導・助言(於:関西学院高等部)
【シンポジウム】
・2026年2月19日 第32回大学教育研究フォーラム 参加者企画セッション(於:オンライン)
題目:「高大接続にとっての意味:高校の取組から考える」
全体テーマ:『対話型論証で大学教育はどう変わるか』
・2026年2月23日 シンポジウム
題目:「対話型論証が及ぼす高大接続へのインパクト:高校における取組」(於:TCU Shibuya PXU/オンライン)
全体テーマ:「対話型論証で授業と学生の学びをどう変えるか―高校・大学での取組から―」
今後も対話型論証の実践コミュニティをさらに拡張していきたいと考えています。
・根拠にもとづいて論理的な探究を推進したい
・生徒が自身の主張だけでなく多面的に考える探究活動にしたい
このようなお考えの先生方は、ぜひとも対話型論証を通じて一緒に探究を再構築していきましょう。
生徒向け特別講演や教員研修等にご関心のある方はどうぞお気軽にご連絡ください。
田中孝平(tanaka.kohei[at]high.hokudai.ac.jp)
また、対話型論証に関する実践をされた方は、Webサイト内のコミュニティサイト(※ワークブック購入者限定)に実践をお寄せいただけますと大変嬉しく思います。
(文責者:高等教育研究部 助教 田中 孝平)